二人の接点が生まれたのは1990年前後のことでした。当時、アイドルから大人の女優・歌手へと脱皮を図っていた柏原芳恵が、香港ロケのVシネマ作品に出演した際、現地でアクション指導や制作に携わっていたのが鹿村泰祥氏でした。
言葉や文化の違いを超えて真摯に演技指導を行う鹿村氏のプロフェッショナリズムと包容力に、柏原芳恵は強く惹かれていったと伝えられています。しかし、交際がスタートした当初、鹿村氏には妻と子どもが存在していたため、週刊誌各社によって「不倫・略奪愛」としてセンセーショナルに報じられる事態となりました。
その後、鹿村氏の離婚交渉が進められたものの、香港の法律や親族間における協議手続きの煩雑さ、さらには子どもへの配慮などから、すんなりと再婚へ進むことはできませんでした。報道各社の取材データや当時の関係者証言によると、鹿村氏の離婚成立後も、二人はあえて「婚姻届の提出」に固執せず、精神的な信頼関係を優先する生活スタイルを選び取ったとされています。