初心者でも切れ味復活!プロ直伝の剪定鋏の研ぎ方と手入れ術2026

初心者でも切れ味復活!プロ直伝の剪定鋏の研ぎ方と手入れ術2026

初心者でも切れ味復活!プロ直伝の剪定鋏の研ぎ方と手入れ術2026の要点や背景を専門的かつ分かりやすくまとめました。全体像を一目で把握できます。

日本国内の園芸・果樹現場で圧倒的な支持を集める「岡恒(おかつね)」をはじめとする本格剪定鋏は、硬質な高級刃物鋼(日立安来鋼など)が用いられています。ここでは、誰でも失敗しない実践手順を4つのステップで解説します。

ステップ1:刃を開いて固定する
作業中の怪我を防ぐため、革手袋を着用します。剪定鋏のストッパーを外し、刃を限界まで大きく開きます。利き手と逆の手でハサミのハンドルをしっかり握り、動刃が上を向くように安定させます。なお、初心者がハサミを分解して研ぐのは避けるべきです。支点(カシメ・センターボルト)の締め付けトルクは繊細で、再組み立て時に刃の噛み合わせが狂う原因になります。

ステップ2:研ぎ角度(約20度〜23度)を合わせる
動刃の表側を見ると、刃先に細い傾斜面が確認できます。この元々の傾斜角度(約20度〜23度)にシャープナーの平面をピタリと密着させます。角度を起こしすぎると刃先が鈍角になって切れ味が悪くなり、寝かせすぎると刃の腹ばかりを削って刃先まで砥石が届きません。

ステップ3:刃元から刃先へ向かって一定方向に滑らせる
シャープナーを往復運動させるのではなく、「刃元から刃先へ」向かって弧を描くように一定の力で5〜10回ほど優しく滑らせます。強く押し付ける必要はなく、ダイヤモンド粒子の研削力に任せて軽くなでる感覚を意識します。刃先全体を指の腹で触れた際、裏側にわずかな引っかかり(金属の削りカスである「バリ」または「カエリ」)が出ていれば表面の研磨は完了です。

ステップ4:裏研ぎでバリを撫で落とす
表面を研ぐと必ず裏面に微細なバリが押し出されます。このバリを取るために、動刃の裏面にシャープナーを「完全にペタッと平らに当てて」刃元から刃先へ1〜2回だけ軽く撫でます。裏面に角度をつけて削ってしまうと、受刃との間に隙間ができて二度と切れなくなってしまうため、絶対に角度をつけてはいけません。

吉田 誠
著者

吉田 誠

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