今井翼が患ったメニエール病は、内耳のリンパ液が増加することで引き起こされる難治性の疾患です。激しい回転性めまい、難聴、耳鳴り、耳閉塞感が突発的かつ反復して生じるため、日常生活はもちろん、音響や照明が過酷な舞台現場に身を置くアーティストにとっては致命的なリスクとなります。
2014年の初発症から現在に至るまでの闘病経過を振り返ると、彼がどれほど過酷な状況下で表現活動を続けてきたかが浮き彫りになります。
- 2014年11月:突発的なめまいにより緊急入院。検査の結果メニエール病と診断され、年末のコンサート出演を見合わせ療養に専念。
- 2015年〜2017年:投薬治療を続けながら現場に復帰するも、体調の波とプレッシャーから再発を繰り返す。2017年9月にタッキー&翼の活動休止を発表。
- 2018年9月:治療に専念するためジャニーズ事務所を退所。その後約1年以上の休養期間を経て、基礎体力の回復と体幹トレーニングに励む。
- 2026年4月:松竹エンタテインメントへ正式移籍。舞台『シス・カンパニー』公演や大河ドラマ『麒麟がくる』などで見事な復活を遂げる。
- 2026年6月:主演予定だった舞台を体調不良により降板。所属事務所より「芸能活動を当面の間休止する」と公式発表される。
2026年6月の活動休止発表時、報道各社はメニエール病の再発による影響を報じました。公式コメントで今井は「関係者やファンの皆様に多大なご迷惑をおかけすることを心よりお詫び申し上げます」と深く陳謝しつつ、「医師と相談を重ね、何よりも健康を取り戻すことが最優先」と苦渋の決断を下しました。完璧主義であるがゆえに限界まで耐え忍んでしまう彼の気質をファンは熟知しており、SNS上では責める声ではなく、温かい励ましと早期休養を肯定する声が溢れました。
その後、十分な静養と生活リズムの再構築を経て、2026年以降は無理のないスケジュール管理のもとで徐々に現場復帰。2026年から2026年にかけては、自身のペースをコントロールしながらライブやイベントに登壇しており、「病を完全に排除するのではなく、身体のサインを尊重しながら共生する」という成熟したステージに到達しています。