鉄道が持つ機能美や歴史的価値に心を奪われること自体は、本来誰にも咎められる筋合いのない純粋な知的好奇心です。しかし、どれほど素晴らしい写真や膨大な知識であっても、他者の安全や日常の平穏を犠牲にして成り立っているならば、その価値は水泡に帰します。
AIによる監視や有料ゾーニングといった鉄道会社の自衛策が進む現在、愛好家に突きつけられているのは「趣味の公共性」に対する成熟した倫理観です。カメラのファインダー越しに列車を追う前に、自分が立っている足元が社会の共有地であることを自覚できるか否か。その当たり前の分別を取り戻すことこそが、鉄道趣味が再び社会から温かく迎えられるための唯一の道筋です。 (出典: 鉄 オタ(Yahoo!ニュース))
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