青いのに何故チャイナ?度数と味、カクテル言葉の真相と黄金比

青いのに何故チャイナ?度数と味、カクテル言葉の真相と黄金比

青いのに何故チャイナ?度数と味、カクテル言葉の真相と黄金比についての真相をご紹介します。

「中華人民共和国の海や空をモチーフにしているのか」という誤解がネット上でも散見されますが、これは明確な誤りです。チャイナブルー名前の由来を紐解く鍵は、英語の小文字「china(陶磁器)」にあります。

このカクテルは、1980年代初頭の日本で誕生しました。フランスの名門ペルノ・リカール社が製造するディタライチリキュールが日本に紹介され、当時の日本人トップバーテンダーの手によって考案された歴史を持ちます。創作者が着想を得たのは、中国江西省の名窯として名高い景徳鎮陶磁器由来の伝統的な「青白磁(影青/インチン)」や「青花(染付)」が放つ、透き通るような青の輝きでした。

洋食器の世界で陶磁器全般を「ボーンチャイナ」などと呼ぶように、ヨーロッパ貴族を虜にした東洋の磁器の神秘的な青さを液体で表現した芸術作品こそが、この一杯なのです。アジアのエキゾチックなライチの香りと、西洋由来のリキュール技術が融合し、極上のオリエンタリズムを演出しています。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。