実際に山陽道で長時間足止めを経験したドライバーや、日々このルートを運行する長距離トラック乗務員の証言からは、過酷な現場の実態が浮かび上がります。
「トンネルの手前で完全に停止し、エンジンを切って3時間待機した。携帯電話の電波が弱く、正確な解除時間がわからない心理的ストレスが一番堪えた」(岡山県内での事故に巻き込まれた営業職男性)
「プロ便では、兵庫・播磨ジャンクション手前で山陽道の事故情報を得た瞬間、多少の距離遠回りになっても迷わず中国道へ舵を切る。途中で下道へ降りるのはトラックにとって最悪の選択肢」(大手物流会社運行管理者)
事故渋滞の末尾に停車する際は、ハザードランプの早期点灯はもちろんのこと、後続車が追突してきた場合に備えて前車との車間距離を多めに空けて停車する防衛運転が、現場経験者の間では徹底されています。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
事故発生の一報を受けた際、どのような行動を選択すべきか。ドライバーの状況に応じた明確な判断基準を整理しました。
広域迂回(中国道等)へ即座に切り替えるべき人: 目的地への到着時刻が厳格に決まっているビジネス便や長距離移動者。燃料に十分な余裕があり、高速道路走行を維持して平均速度を落としたくないドライバーには、距離が増加しても中国道や舞鶴若狭道等を利用する迂回が最適です。
手前のSA・PAで待機を選択すべき人: すでに規制区間の直前数キロ以内まで進入してしまい、インター出口の渋滞列に並ぶリスクが高いドライバー。無理に下道へ降りるより、手前のサービスエリア(三木SA、吉備SA、福山SAなど)で給油・休憩を取りながら、公式の解除情報を待つ方が体力面・安全面で有利です。