画面上では完璧に見えていた表が、印刷ボタンを押した瞬間に文字溢れや改行崩れを起こす——これは実務で頻発する最も厄介なトラブルの一つだ。原因はディスプレイ解像度とプリンタードライバーの描画ピクセルのズレにある。
印刷時の崩れを防ぐには、セルの行高を「自動調整」に頼り切らず、あらかじめ数ピクセル分の余裕を持たせた固定値でセルの書式設定を行うことが鉄則となる。また、ページ設定画面で「拡大/縮小」の指定を標準の100%から98%程度にわずかに落とすだけで、セル枠からはみ出る印刷トラブルの9割以上を回避可能だ。このプロ仕様の回避策を知っておくだけで、無駄な再印刷の手間は劇的に減る。