大分・豊後高田昭和の町がシャッター街から奇跡の復活を遂げた真相

大分・豊後高田昭和の町がシャッター街から奇跡の復活を遂げた真相

大分・豊後高田昭和の町がシャッター街から奇跡の復活を遂げた真相にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

昭和の町の散策起点となるのが、かつて町一番の豪商が築いた農業倉庫群を再生した拠点施設「昭和ロマン蔵」です。板張りの重厚な蔵の内部には、昭和カルチャーの神髄が濃縮されています。

その筆頭格が、日本屈指のレトロアイテムコレクター・小嶋政男氏の膨大な所蔵品を展示する「駄菓子屋の夢博物館」です。館内に一歩足を踏み入れれば、ブリキのおもちゃ、初期の怪獣ソフビ人形、ホーロー看板、色褪せたアイドルブロマイドなど、数十万点におよぶコレクションが視界を埋め尽くします。ガラスケース越しに並ぶ品々は、かつて子どもたちが握りしめた小遣いの記憶を鮮烈に呼び覚まします。

さらに隣接する「昭和の夢町三丁目館」では、昭和30年代の民家、駄菓子屋、小学校の教室、木造の交番などが実物大の精巧なジオラマ空間として再現されています。時間帯によって照明が夕暮れから夜へと移り変わり、遠くから聞こえる豆腐屋のラッパや子どもたちの笑い声がノスタルジーを掻き立てます。単なる展示鑑賞にとどまらず、木製机に座って記念撮影をしたり、昔の黒電話の受話器を取ったりと、全身でタイムスリップを追体験できる設計が高く評価されています。

昭和ロマン蔵を出た後は、案内所で配布されている「昭和の町商店街マップ」を片手に、本町通り、新町通り、中央通り、駅通りからなる4つの商店街へ繰り出します。通りごとに昭和初期の木造町家、戦後モダンな看板建築、モルタル造りのファサードが混在し、路地を一本曲がるたびに新たな発見が待っています。全体の観光所要時間としては、主要展示館の見学と商店街の散策・買い食いを含めておよそ2時間から2時間半が標準的な滞在目安となります。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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