コーヒーのデメリットとして、胃腸障害以上に日常生活のパフォーマンスを削るのが「睡眠」と「栄養吸収」への干渉です。
まず警戒すべきは、睡眠の質の悪化です。カフェインが体内で分解されて血中濃度が半分になる「半減期」は約4時間から8時間とされています。夕方や夜間にコーヒーを口にすると、寝つきが悪くなるだけでなく、深い眠り(ノンレム睡眠)の時間が削られ、翌朝に疲労感が残る原因となります。
また、コーヒーに含まれる「タンニン」は、食事から摂取した非ヘム鉄と結合して鉄分の吸収を強力に阻害します。特に月経のある女性や潜在的な貧血を抱えている人が、食事中や食直後に濃いコーヒーを飲むと、体内の鉄分不足が進行し、慢性的なだるさやめまいを悪化させる一因になります。貧血傾向のある人は、飲む時間帯を工夫することが欠かせません。