指定校以外の生徒には門戸が閉ざされているわけではありません。定期的に開催されるオープン入塾テスト難易度は極めて高く、難関私立中受験を突破したばかりの学力層であっても容赦なくふるい落とされます。
テストは英語と数学(算数)で構成され、中1春の段階では中学受験の応用算数・国語の論理的思考力が試されます。中2以降のテストでは、鉄緑会の超先行カリキュラムに追いついているかを判定するため、学年相応を遥かに超えた応用問題が出題されます。一般的な合格率は20〜30%台を推移しており、サピックスや浜学園で上位クラスにいた生徒ですら不合格の洗礼を受ける過酷な関門です。
では、狭き門を突破して入塾した生徒たちのその後の行方はどうなっているのでしょうか。現場の追跡取材からは、一般的なイメージを覆すデータが浮かび上がってきます。
データが物語る通り、鉄緑会指定校以外の合格率は、高校3年間まで授業に食らいついた生徒に限って見れば指定校組と何ら遜色ありません。むしろ「自ら勉強して入塾テストをもぎ取った」という強烈な目的意識がある分、オープン組のほうが上位クラス(Aクラスやレギュラークラス)へ定着しやすい傾向すら確認されています。