Q1:日本の順位が2010年頃に11位まで高かったのはなぜですか?
A1:政権交代直後の2009年から2010年にかけて、首相官邸や外務省などの一部省庁で記者会見がフリーランスや海外メディアへ一時的に開放されたことが国際的に高く評価されたためです。その後、制度の恒久化が進まないまま秘密保護法の制定などが続き、再び元の順位へ転落しました。
Q2:ネット空間がこれほど普及しても、なぜ記者クラブ制度は解体されないのですか?
A2:官庁側にとっては「統制しやすい限られた大手記者にのみ情報をコントロールして流せる」メリットがあり、大手メディア側にとっても「新規参入者を排除して特権的な取材枠を独占できる」という強固な利害の一致が存在するためです。双方に制度を解体するインセンティブが働きにくい構造となっています。
Q3:海外メディアの報道を読めば、日本の報道の自由度の低さはカバーできますか?
A3:一定の補完は可能です。特に国際政治や安全保障、人権問題など、日本の大手メディアが国内政治への配慮から深く踏み込まない論点について、英BBC、米ニューヨーク・タイムズ、仏ル・モンドなどの海外特派員による冷静な分析は極めて有用な参照軸となります。