今シーズンの西日本新体操結果速報が掲示板や連盟の公式速報サイトにアップされた瞬間、関係者の間には走った衝撃はかつてない規模でした。女子新体操個人・団体ともに、長年にわたり表彰台を独占してきた強豪大学の主力選手がわずかなミスからスコアを伸ばしあぐね、ノーミスで完璧な同調性を見せた新興勢力に逆転を許す場面が相次いだためです。
関西学生体操連盟が発表した公式記録集(部報)の得点推移を精査すると、上位陣の得点差はわずか0.050〜0.150点という極限の僅差に凝縮されていました。これまでの大会であれば、身体難度(DB)や手具難度(DA)の圧倒的な手数の多さで多少のミスをカバーできていた伝統校の選手たちが、手具の小さなブレや受け止めの姿勢の乱れで容赦ない減点(Eスコア減点)を受け、順位を大きく落とす結果となっています。
特に男子新体操西日本大会においても、タンブリングの超絶技巧を売りにする古豪に対し、徒手の美しさと構成のストーリー性で勝負したチームが肉薄。客席からは「点数の出方がこれまでと明らかに違う」「絶対王者が負けるかもしれない」という緊迫した囁きが漏れ聞こえ、インターネット上のリアルタイム実況でも「西日本の勢力図が完全にリセットされた」と騒然となる事態に発展しました。