「傘をさしているのに膝下や背中がびしょ濡れになる」という悩みは絶えない。日本気象協会が発表する気候データを見ても、近年は短時間で激しく降る線状降水帯やゲリラ豪雨の発生頻度が高水準を維持しており、従来の差し方では体を守りきれないのが実情だ。
濡れないための最大の鍵は「風向きを読むこと」と「歩幅の調整」にある。雨は直下に降るのではなく、風に乗って斜めに吹き付ける。そのため、傘のシャフト(柄)を垂直に立てるのではなく、風が吹いてくる方角に向けてわずかに傾けるのが基本だ。さらに、大股で歩くと足元が傘のカバー範囲からはみ出すため、濡れやすくなる。歩幅をいつもの7割程度に狭め、傘の真下に常に重心を保つよう意識して歩くことで、足元の濡れは劇的に改善する。