本作の驚異的な完成度を支えた主要キャスト陣は、その後それぞれが日本を代表するトップスターへと飛翔しました。出演キャスト陣の現在の活動状況を振り返ると、20年という歳月の重みと、それぞれの選択が浮き彫りになります。
桐谷修二を演じた亀梨和也は、KAT-TUNのフロントマンとして長年アイドル界の頂点に君臨しつつ、俳優としても映画・ドラマ・舞台で重厚な演技派へと進化を遂げました。近年ではYouTubeチャンネルの開設など個人発信の場を広げ、円熟味を増した表現者として確固たる地位を築いています。
草野彰を演じた山下智久は、独立後に海外作品へ積極的に進出し、日米仏共同製作ドラマ『神の雫/Drops of God』で主演を務めるなど、国際派俳優としてグローバルな成功を収めました。劇中で見せた型破りな感性は、国境を越えて挑戦を続ける彼の生き方そのものにリンクしています。
そして、ヒロイン・小谷信子を演じた堀北真希は、本作を契機に国民的女優へと登り詰め、NHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』の主演など数々の栄冠を手にした後、2017年に惜しまれつつ芸能界を完全引退しました。家庭を最優先にする確固たる生き方を貫いており、公の場から姿を消した現在も、伝説のヒロインとしてファンの間で神格化されています。
修二のクラスメイトで恋人役の上原真理子を好演した戸田恵梨香は、本作での瑞々しい演技を足がかりに数々の名作ドラマで主演を重ね、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞するなど日本屈指の実力派女優へと成長しました。さらに修二の弟役を演じた中島裕翔(Hey! Sɑy! JUMP)も含め、奇跡的なキャスティングであったことは疑いようがありません。