保護テープを外せる時期を迎えても、患部の「赤み」や「わずかな凹み」を見て不安を覚える人は少なくありません。しかし、これらは傷が治る過程で必ず生じる正常な生体反応です。
凹みに関しては、上皮化が進むにつれて真皮層のコラーゲン組織が再構築され、1〜3ヶ月程度で周囲の皮膚と同じ高さまで盛り上がってきます。まれに深いほくろを除去した際に軽度の段差が残ることがありますが、半年から1年をかけて目立たなくなるケースが大半です。
一方、赤みが完全に消える期間には個人差があり、血流の豊富さや肌質によって前後します。通常は術後1ヶ月頃が赤みのピークとなり、その後は茶褐色っぽい一時的な色素沈着を経て、白っぽい元の肌色へと落ち着きます。赤みが半年以上長引いたり、硬く盛り上がってきたりした場合は、ケロイドや肥厚性瘢痕の可能性があるため、早めに主治医へ相談することが賢明です。