最新の鳥類医学において、家庭内に潜む人間用食品による中毒事例は深刻なテーマとなっている。エキゾチックアニマルの中でも体重がわずか30〜40グラム程度しかないセキセイインコにとって、ほんの数ミリグラムの有害物質が致死量となり得るからだ。
臨床データによれば、アボカドに含まれる「ペルシン」という成分は、肺水腫や心嚢水留置を引き起こし、吸入や微量摂取でも急死を招く。また、チョコレートに含まれるテオブリンや、ネギ類に含まれるアリルプロピルジスルフィドは赤血球を破壊し、溶血性貧血や中毒を発生させる。さらに、観葉植物のポトスやアイビー、あるいは加熱したテフロン加工フライパンから発生するガスなど、経口摂取以外の環境中毒にも注意が必要だ。誤食が疑われる場合は、一刻も早く専門の病院を受診しなければならない。