肌に白い粉…塩を吹く汗は病気のサイン?専門医が明かす脱水危機

肌に白い粉…塩を吹く汗は病気のサイン?専門医が明かす脱水危機

肌に白い粉…塩を吹く汗は病気のサイン?専門医が明かす脱水危機についての疑問解決ガイドをご紹介します。

塩分濃度の高い汗をかき続けることの本当の恐怖は、肌荒れではなく体液の崩壊にある。厚生労働省が警鐘を鳴らす職場や日常生活での熱中症予防指針においても、電解質を無視した水分摂取の危険性が年々強く訴えられるようになった。高濃度の汗で大量の塩分を喪失した身体に、焦って真水やカフェイン入りの茶だけを流し込むと何が起きるか。血液中のナトリウム濃度が急速に薄まり、生体は危機的な「低ナトリウム血症」に陥る。

脳がこれ以上の濃度低下を阻止しようと口渇感を麻痺させ、さらに尿として水分を排泄しようとする「自発的脱水」が連鎖する。結果として、水分を飲んでいるはずなのに脱水症状が加速し、筋肉の激しい痙攣、激しい頭痛、意識障害へとドミノ倒しのように悪化していく。肌が塩を吹いた瞬間、体内では電解質の秩序が音を立てて崩れかけているのだ。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。