バンド解散後、鈴木トオルはソロアーティストへと転身し、1990年代以降も『スローモーション』のカヴァーヒットなど地道かつ確かな足跡を残してきました。還暦を大きく超えた2026年現在も、その音楽的熱量は衰えるどころか、より研ぎ澄まされています。
鈴木は現在、全国のライブハウスやアコースティックカフェを巡る「Love in City」ツアーを精力的に継続しています。ギター1本と自らの喉だけで勝負するスタイルは、年間100本近いステージをこなす強靭なライブパフォーマーとしての矜持です。2025〜2026年に開催されたステージを訪れた観客からは、SNS上でも熱い声が上がっています。
「60代後半とは思えない声量と突き抜けるハイトーンに圧倒された」「CD音源以上に生歌のエモーショナルな説得力が凄まじい」といった評価が目立ちます。加齢による声帯の変容を補って余りある表現力と、中音域の渋みを加えた現在の歌唱は、かつての美声を単に再現するレベルを超え、熟練のソウルシンガーとしての風格を漂わせています。