ホテルマリノアリゾート福岡が長年愛された最大の要因は、都市部から車で約20分という好立地にありながら、日常を完全に遮断できる非日常性にありました。大手ウエディング口コミサイトや宿泊レビュー、SNS上の投稿を分析すると、その評価は圧倒的なホスピタリティと景観の美しさに集中しています。
特に人気を博していたのが、全室オーシャンビューを誇る42平米以上の広々とした客室と、白を基調にした独立型チャペルでの結婚式でした。「チャペルの扉が開いた瞬間に広がる青い海と空、ヨットのマストが織りなす景色は他の式場では替えが利かなかった」「打ち合わせから当日までスタッフの寄り添い方が温かく、一生の思い出になった」といった声が多数寄せられており、閉館発表時には歴代の新郎新婦からSNS上へ感謝のメッセージが溢れ返る事態となりました。
また、レストラン「ブルシエール」で提供されていたランチやディナーも定評がありました。糸島産の新鮮な野菜や玄界灘の魚介をふんだんに取り入れたフレンチは、マダム層の女子会や家族の慶事利用で週末ごとに予約が埋まるほどの人気ぶりでした。一方で、「公共交通機関でのアクセスが西鉄バスや姪浜駅からのタクシーに限られ、遠方ゲストの移動負担がやや大きかった」「施設周辺に夜間楽しめるスポットが少なく、ホテル単体で完結せざるを得なかった」というインフラ面の課題を指摘する声も現場のリアルな評価として残されています。