欧米のエンタメ界では数年前から「ネポベイビー(Nepo Baby=縁故主義で恩恵を受ける子供)」という言葉が定着し、猛烈なバッシングと議論の的となってきた。米誌の特集を皮切りに火がついたこの議論は、映画業界における機会の不平等を浮き彫りにした。
日本の芸能界においても、2世タレントの存在は常に賛否両論の渦中にある。かつてはワイドショーでの「お茶の間トーク」で親のエピソードを披露することが登竜門だった。しかし現在、その消費期限は著しく縮まっている。バラエティ番組での親の暴露話だけで数年間ポジションを維持できた時代は終わりを告げ、本業での確固たるパフォーマンスがなければ、瞬く間にネット上の厳しい批判に晒される環境へと変化した。