インターネット上には、お菓子にまつわる無数の都市伝説が流通しています。しかし、その中には事実無根のデマや、消費者の深読みから生まれた俗説が少なくありません。取材データと公式見解をもとに真偽を検証します。
検証1:「コアラのマーチのまゆ毛コアラ」は最初から意図された激レアキャラだった?
【結論:ウソ】
1990年代初頭、「まゆ毛のあるコアラを見つけると幸せになれる」という女子中高生の間での大ブームが巻き起こりました。しかしロッテの公式記録によると、あれは意図した「シークレットキャラ」ではありませんでした。単に「トランペットを力いっぱい吹いて眉間にシワが寄っているコアラ」のシワ部分が、子どもたちの目には「太いまゆ毛」に見えたことから自然発生的に生まれた都市伝説だったのです。このブームを受け、メーカー側が後に正式に多彩な表情バリエーションを意図的に増やす方針へと転換しました。
検証2:「じゃがりこ」のパッケージのキリンはキリンビールのオマージュ?
【結論:ウソ】
カルビーの「じゃがりこ」には長い首を持つキリンのキャラクターが描かれています。ネット上では「開発者がキリンビールファンだったから」という噂が散見されますが、これは完全な誤りです。正しくは「食べ始めたらキリ(麒麟)がない」というダジャレから採用されたものです。駄洒落を大真面目にパッケージの顔に据える遊び心こそが、カルビー開発陣の真骨頂と言えます。