1998年、近藤サトはフジテレビを退社し、歌舞伎界の名門・十代目坂東八十助(後の十代目坂東三津五郎)と結婚しました。当代屈指の実力派歌舞伎俳優と人気女子アナウンサーの結婚は「梨園入り」として列島を揺るがす大ニュースとなりましたが、その生活はわずか1年7カ月で幕を下ろすことになります(2000年離婚)。
離婚の背景には、伝統ある歌舞伎界における「跡継ぎ問題」や、厳格なしきたりの中で求められる「梨園の妻」としての役割と、自立した職業人としてのアイデンティティとの深刻な乖離がありました。関係者の証言や当時の手記によると、プライベートな生活空間にまで及ぶ家制度の重圧や、互いの価値観の相違が修復不可能な溝を生んだと報じられています。
その後、深い喪失感を乗り越えた彼女は、2003年にイベントプロデューサーの男性と再婚を発表。翌2004年には待望の第一子(男児)を出産しました。現在の夫とは互いの仕事と個性を尊重し合う対等なパートナーシップを築いており、家庭生活を安定した精神的支柱としながら、キャリアの円熟期を迎えることとなりました。