復活以降、この枠からは記憶に残る意欲作が立て続けに世に送り出された。口火を切ったのは、ムロツヨシが抜群のテンポと哀愁を漂わせる演技で魅了したリーガルドラマ『うちの弁護士は手がかかる』だ。軽快な掛け合いの裏にある人間味豊かな描写は、金曜夜の視聴者の疲れを心地よく解きほぐした。
一方で、医療と捜査の現場が交錯するサスペンスドラマ『院内警察』では、緊張感あふれるリアリズムを徹底追求。さらに、山田涼介が型破りな億万長者の教師を熱演した学園コメディ『ビリオン×スクール』では、派手なアクションと痛快なメッセージ性が若い視聴者の心をわしづかみにした。コメディとシリアス、異なるベクトルを巧みに操る編成の妙こそが、この枠の真骨頂である。