かつての力攻め一辺倒だった業界構造は、急速なアップデートを遂げている。日本最大級の規模を誇る「Group Dandy」のような巨大グループでは、クリーンな店舗運営と高度なブランディング戦略が徹底されるようになった。また、タレントとしても確固たる地位を築いた「ローランド」の独立店に代表されるように、従来のお酒の売り上げだけを競うスタイルから、カリスマ性とエンターテインメント性を重視するモダンな接客スタイルへのシフトが進んでいる。
この変化は顧客層とエースのあり方にも影響を及ぼしている。ただ強引に高額ボトルを競い合わせるのではなく、SNSを活用したセルフブランディングや顧客との持続可能な関係性を重視するホストが増加した。結果として、エース客に求められる役割も「力任せの出資者」から「戦略的パートナー」へと質的な変化を遂げているのだ。