自身の指先の痺れが手根管症候群に起因するものかどうかを見極める簡易的なセルフチェックが存在する。医療現場で最も広く活用されている代表的な検査法が、ファーレンテスト(Phalen試験)である。やり方は極めてシンプルだ。胸の前で両手の甲を互いに押し付け、手首を垂直に90度曲げた状態で60秒間保持する。
この姿勢を続けるうちに親指、人差し指、中指、そして環指の親指側に痺れや痛みが強まる場合、正中神経が強く圧迫されているサインとなる。また、手首の掌側の中央付近を指先でトントンと軽く叩いた際、指先に響くような電気ショック感(ティネルサイン)が生じる場合も注意が必要だ。違和感を覚えたら、すぐに状態を把握し、対策へ動くべきだ。