阿藤の役者人生は、劇団俳優座の舞台芸術学院から幕を開けた。同期や先輩たちと切磋琢磨しながら表現の基礎を叩き込まれた彼は、泥臭い下積み生活に耐え抜く。183センチの恵まれた体格と鋭い眼光は、初期の映像作品において圧倒的な存在感を放つ強烈な武器となった。
特に1980年代に制作された時代劇『影の軍団』シリーズでは、凶悪な刺客や敵役を見事に体現。殺陣の迫力と凄みのある怪演は、視聴者に強い恐怖と強烈な印象を与えた。悪役を演じさせれば右に出る者はいないと言わしめたこの時期の活躍が、後の役者としての引き出しを大きく広げる原点となったのだ。