一方で、実際の利用者や求職者が感じる「やばさ」の正体は、融資審査の厳格化と組織内部の意識改革にある。従来の定型的な担保・保証依存からの脱却を目指し、徹底した事業性評価に基づく審査体制へと移行したため、経営内容が不透明な企業に対する貸出ハードルは著しく高くなった。
また、行内では「危機対応業務再編プロジェクト」が精力的に推進され、業務の効率化とデジタル転換が急ピッチで進む。職員の処遇についても、かつての官僚的な年功序列から成果と専門性を重視する人事制度へと急速にシフトした。平均年収は大手邦人に引けを取らない高水準を維持しつつも、求められる金融プロフェッショナルとしてのスキルの高さとプレッシャーは以前の比ではない。