もしミサイルが日本に向けて発射された場合、全国瞬時警報システム(Jアラート)が作動してから着弾するまでの猶予は、わずか数分から10分程度と試算されている。地下鉄のホームに駆け込むのか、強固な建物の影に身を潜めるのか。一刻を争う事態において、情報伝達の数秒の遅れが明暗を分ける。
首都圏や沿岸部の自治体では、シェルター指定の拡充を加速させているものの、国民一人ひとりの回避行動が追いついていないのが実情だ。警報音が鳴り響いたとき、パニックにならずに動けるか。行政による迅速な情報配信と、個人の危機意識のアップデートが試されている。