本作の舵を取ったのは、緻密な脚本構成力と力強い演出で知られるパク・ジョンウ監督だ。彼は徹底的なリサーチのもと、実際に起こり得る事態のシミュレーションを劇中に落とし込んだ。結果として生まれたのは、全編にわたって緊張感が途切れない屈指のパニック・サスペンスである。
「もし明日、この災厄が現実となったらどうするのか」――パク・ジョンウ監督が投げかけた問いかけは、あまりにも重く、観客の胸に深く突き刺さる。緊迫したカメラワークと息をのむカット割りは、観る者を現場の渦中へと一気に引きずり込む力を持っている。