冬の住宅街や郊外で雪の上に足跡を残す動物はハクビシンだけではありません。見分けを誤ると対策が後手に回るため、以下の比較表と特徴をもとに正確に判別してください。
最も混同しやすいのが猫とハクビシンの足跡比較です。猫は爪をしまって歩行するため雪に爪痕が残らず、指も4本しか接地しません。これに対してハクビシンは5本の丸い指球と鋭い爪痕が同時に残るため、拡大して指の数を数えれば容易に識別が可能です。
また、ハクビシンとタヌキの足跡の違いも重要です。タヌキは指が4本でイヌ科特有のひし形に近い配置になります。一方、アライグマの足跡と雪の特徴を見ると、指が人間の手のように細長く開き、掌全体をべったりと雪につけて歩くため、ハクビシンよりもさらに手形に近い異様なシルエットを残します。
体格の小さいイタチやテンに関しては、イタチの足跡と雪の見分け方として「足跡のサイズが3cm未満と極めて小さい点」、テンの足跡と雪の痕跡としては「深い雪の上をジグザグに跳躍しながら移動する軌跡」が識別の目安となります。