Q1:食後に胃痛と強い吐き気が同時に起こる場合、どのような病気が疑われますか?
A1:胃潰瘍が悪化して幽門(胃の出口)付近が狭窄しているケースや、急性の胃炎、胆石症や胆のう炎、急性膵炎などの消化器周辺臓器の炎症が強く疑われます。特に背中へ突き抜けるような激痛や発熱、嘔吐を伴う場合は胆膵系の救急疾患の可能性があるため、速やかに救急外来や消化器内科を受診してください。
Q2:市販の胃薬を1週間以上飲み続けても痛みが治らないのはなぜですか?
A2:市販薬の成分が病態に合致していないか、ピロリ菌感染による慢性胃潰瘍、あるいは胃の運動機能・知覚過敏が関与する機能性ディスペプシアなど、専門的な処方薬(P-CAB製剤、消化管運動機能改善薬、抗不安薬など)が必要な段階にあるためです。長期間の市販薬服用は重大な疾患の発見を遅らせる原因になるため、直ちに服用を中止して内視鏡検査を受けてください。
Q3:ストレスを感じると食後に胃が痛むのは医学的にどのような仕組みですか?
A3:精神的ストレスを受けると自律神経の交感神経が過剰に興奮し、胃粘膜の毛細血管が収縮して血流が急激に減少します。その結果、胃粘膜を守る粘液の分泌がストップし、食後に分泌された強烈な胃酸によって胃壁自身がダメージを受けるためです(脳腸相関による防御不全)。ストレス性の胃痛であっても、胃粘膜には物理的な炎症やびらんが生じています。