SNSや園芸相談窓口で頻繁に見られる「ポポラスを植えて後悔した」という声。その背景には、苗木の可愛らしい姿からは想像もつかない驚異的な生長スピードと根の構造があります。
オーストラリア東部を原産地とするユーカリポポラスは、自生地では樹高10メートルから20メートル以上に達する高木です。日本の温暖地であっても、ひとたび地面に根を下ろすと年間で1〜1.5メートル以上枝を伸ばすケースは珍しくありません。園芸愛好家の手記やコミュニティの体験談でも、「植え付けて3年足らずで電線や屋根に届きそうになり、業者に伐採を依頼して数万円の出費になった」という告白が目立ちます。
もう一つの構造的弱点が根の張り方の浅さです。ユーカリ類全般の特徴として、幹を急速に太らせる一方で根を地表近くに浅く広げる傾向があります。そのため、頭でっかちに枝葉が茂った状態で台風や急な突風を受けると、根元からあっけなく倒伏してしまうリスクを常に抱えています。
地植えを選ぶ場合は、「広いスペースの確保」「強固な支柱の設置」「年に複数回の強剪定を継続できる覚悟」の3点が揃っていなければ、後悔に直結する危険性が極めて高いといえます。