集英社「週刊少年ジャンプ」の看板作品として世界的な人気を誇る『BLEACH』。この最高峰のダークファンタジーにおいて、圧倒的な異彩を放ったのが護廷十三隊三番隊隊長・市丸ギンだ。常に薄笑いを浮かべ、本心を見せない不気味さと、糸目の奥に秘めた切ない宿命。遊佐浩二が吹き込んだ柔らかくも冷ややかな京都弁は、市丸ギンという複雑な人物像を見事に完成させた。
物語のクライマックスにおける彼の決断と、最期の表情に涙したファンは多い。原作の緊迫感を倍増させたあの声のニュアンスは、まさに声優史に残る名演と言えるだろう。