ネット上やSNSにおいて、映画の舞台挨拶やグラビアが公開されるたびに「彫刻のようだ」「CGではないのか」と騒然となるのが、岡田准一の筋肉画像とその完成度です。しかし、彼の肉体は単にジムでバーベルを持ち上げて肥大させただけの装飾的な筋肉ではありません。
肉体美の基盤にあるのは、20代後半から始まった本格的な格闘技歴です。主演作『SP 警視庁警備部警護課第四係』の撮影を機に身体操作の深淵に踏み込んだ彼は、ブルース・リーが創始したジークンドー、フィリピンの伝統武術カリ(エスクリマ)、そして初代タイガーマスク・佐山聡が創設したUSA修斗の3つの武術において、指導員(インストラクター)認定免許を取得しました。これは趣味の習い事レベルを完全に超越した、プロフェッショナルな武道家の領域です。
近年、彼が心血を注いでいるのがブラジリアン柔術です。米ラスベガスで開催された国際大会「ワールドマスター柔術選手権(World Master IBJJF)」において、茶帯・マスター部門のトーナメントにエントリーし、世界の強豪相手に堂々たる戦いを演じたニュースは世間を震撼させました。体重管理、筋持久力、関節の可動域を極限まで保つ柔術の稽古こそが、内臓機能を活性化させ、細胞レベルでの若々しさを維持する最大の要因となっています。本人が過去の対談取材で語った「筋肉をつけるのではなく、骨で立ち、インナーマッスルで身体を連動させる」という独自の骨格操作理論(通称:オカダメソッド)が、40代になってもスピードとキレを失わない科学的な裏付けです。