「大きな鍋に湯を沸かすのが面倒」「2〜3本だけ手軽に晩酌のつまみにしたい」という日常のシーンでは、電子レンジを用いた加熱が最も合理的です。水を使わないため、ヤングコーンに含まれるカリウムやビタミンB群、水溶性ペクチンなどの流出を最小限に抑えられるという大きな栄養的メリットもあります。
レンジ調理における成功の鍵は、「自前の皮を天然のスチーマーとして活用すること」です。
【皮付きの場合の手順】
外側の硬い皮を1〜2枚剥ぎ取り、薄皮が全体を包んでいる状態にします。根元を切り落とした後、表面をさっと水で濡らし、ラップは巻かずに耐熱皿へ並べます。600Wで2本あたり約1分30秒〜2分(500Wの場合は約2分〜2分20秒)加熱します。取り出した後、手で触れる温度になるまで約1〜2分そのまま余熱で蒸らすことで、中心部まで均一に熱が行き渡ります。
【皮なし・剥き身の場合の手順】
すでに皮が剥かれた状態でパック売りされている場合は、ヤングコーンを軽く水にくぐらせ、塩をほんの少々(1本につきひとつまみ程度)揉み込みます。耐熱皿に並べてふんわりとラップをかけるか、1本ずつラップで隙間なく包みます。600Wで2本あたり約1分〜1分20秒加熱し、すぐに氷水等に浸けず、常温の空気中で粗熱を取ります。
急冷しようとして冷水に浸けてしまうと、浸透圧の差で水分を吸い込み、せっかく凝縮された風味が水っぽくぼやけてしまいます。ザルに広げて団扇やうちわで仰ぐか、自然放熱で冷ますのがプロの現場における鉄則です。