カタツムリの寄生虫は触るだけで感染?広東住血線虫の危険性と子供の予防法

カタツムリの寄生虫は触るだけで感染?広東住血線虫の危険性と子供の予防法

カタツムリの寄生虫は触るだけで感染?広東住血線虫の危険性と子供の予防法についての最新情報をお届けします。

Q1:カタツムリを触った手を少し舐めてしまいました。すぐに発症しますか?
A1:手を舐めたからといって100%感染するわけではありません。すべてのカタツムリが広東住血線虫を保有しているわけではなく、侵入した幼虫の数や個人の免疫状態にも左右されます。ただしリスクはゼロではないため、まずはうがいと手洗いを徹底し、その後3週間程度は発熱、頭痛、吐き気、手足の違和感などの体調変化がないか慎重に経過観察を行ってください。

Q2:ペットとして室内で飼育しているカタツムリにも寄生虫はいますか?
A2:野外で捕獲してきたカタツムリの場合、すでに体内に広東住血線虫などの幼虫を保有している可能性があります。飼育下で清潔な野菜を与えていても、体内の寄生虫が自然に消滅するわけではありません。水槽の清掃やエサやりの後は、必ず石鹸による手洗いを徹底してください。なお、卵から完全に隔離された無菌環境で累代飼育された個体であれば感染リスクはほぼありません。

Q3:カタツムリとナメクジでは、どちらの寄生虫リスクが高いですか?
A3:生物学的なリスクは同等です。ナメクジ(特に市街地に多いチャコウラナメクジ)も広東住血線虫の有力な中間宿主です。ナメクジは殻がない分、湿った体表全体に粘液を多く分泌し、植木鉢の裏や生野菜の隙間に潜り込みやすいため、日常生活における偶発的な接触頻度という点ではナメクジの方が遭遇リスクが高いと言えます。

Q4:市販のカタツムリ(エスカルゴ)を食べても寄生虫に感染しませんか?
A4:食用として流通しているエスカルゴ(リンゴマイマイ等)は、衛生管理された養殖施設で育てられており、さらに缶詰やレストランでの調理過程で十分に加熱処理(ボイル・オーブン焼き)されているため、寄生虫感染の心配はありません。広東住血線虫は中心部まで十分に加熱することで死滅します。絶対にやってはいけないのは「野外のカタツムリを自分で調理して生や半生で食べること」です。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。