かつて、ネット発のアーティストにとって「顔を出さないこと」は一種のブランディングであり、神秘性を保つための鉄則だった。しかし、すとぷりはその常識を覆した。彼らは完全に顔を隠すわけでも、完全に晒すわけでもない。絶妙なバランスでリスナーとの距離感をコントロールしている。
ライブに行けば、そこにいるのは紛れもない「本物の彼ら」だ。このリアルとバーチャルの行き来が、ファンに強烈なプレミアム感を与えている。二次元のキャラクターがそのまま三次元に飛び出してきたかのような錯覚。それこそが、彼らの最大の武器なのだ。