松山市の街並みを一望できる屋上観覧車「くるりん」は、長年市民に愛されてきたシンボル的存在だ。しかし、この屋上空間もいまや単なるレジャー施設にとどまらない。シースルーゴンドラの増設や夜間のライトアップ演出の進化により、SNS世代や外国人旅行者の「映えスポット」として新たな息吹が吹き込まれた。
さらに屋上イベントスペースでは、週末ごとにクラフトビールフェスや地元のクリエイターを集めたマーケットが開催され、かつてのデパート屋上遊園地とは一味違う大人も楽しめるカルチャーの発信拠点へと進化を遂げている。歴史ある資産に現代的な解釈を加え、体験価値を高めるアプローチが見事に結実している例と言えるだろう。