彼女の描く世界は、決して万人受けするものではないかもしれない。眉をひそめる人もいるだろう。しかし、一度その深淵を覗き込んでしまえば、もう目を離すことはできない。なぜなら、そこに描かれているのは、他ならぬ私たち自身の「隠された顔」だからだ。
これから先、時代がどれほど変化しようとも、人間が人間である限り、心の中の闇が消えることはない。彼女の絵画は、その闇を優しく包み込み、光へと昇華させるための装置として、これからも世界中で愛され、語り継がれていくに違いない。 (出典: た に はら のぞみ(Yahoo!ニュース))