父親である櫻井俊氏は、東京大学法学部を卒業後、旧郵政省に入省した生粋のエリート官僚だ。通信行政の現場でキャリアを積み重ね、中央省庁再編を経て総務省の事務方トップである総務事務次官に就任。情報通信分野の規制改革やデジタル化の推進において主導的な役割を果たし、官界でその名を轟かせた。
退官後もその手腕は高く評価され、株式会社電通グループの取締役副社長に就任するなど、ビジネスの最前線でも存在感を示してきた。寡黙でありながら決断力に富む姿勢は、息子の仕事に対するプロフェッショナル意識や厳格な自己管理にも色濃く受け継がれている。