新基準原付の登場によって、実際の運転感覚や使い勝手はどう変わったのか。販売店のインプレッションや試乗レポート、SNSコミュニティでの実証的な声を分析すると、メリットと課題の双方が浮かび上がってきます。
まずポジティブな評価として目立つのが「車格の大型化による直進安定性と乗り心地の向上」です。125ccクラスのフレームや太いタイヤ、高性能なサスペンションが採用されているため、段差の衝撃吸収力やブレーキ制動力は従来の50ccモデルから格段に進化しています。特に配達業務などの長時間走行において、疲労軽減効果を実感する声が多く見られます。
一方で、現場から寄せられる戸惑いの声も少なくありません。
「車体重量が重くなったため、駐輪場での押し歩きや取り回しに力が必要になった」「最高速度30km/hの規制は変わらないため、車体が安定しているぶんスピード超過に気づきにくく、速度違反の取締りに注意が必要」といった指摘です。走行性能の余裕が生まれた反面、原動機付自転車としての法規制を強く意識して運転する必要があります。