排尿トラブルに直面した際、ネット上の断片的な情報や自己判断から間違った対策を取り、かえって症状を悪化させている人が少なくありません。ジャーナリスティックな検証から見えた、冬の頻尿対策における2大誤解を是正します。
誤解①:「トイレに行きたくないから水分補給を極力控える」
これは最も危険かつ症状を悪化させる典型的な過ちです。水分摂取を極端に減らすと、尿量が減る代わりに尿の濃度が濃くなります。濃縮された濃い尿は比重が高く酸性度が増すため、膀胱の内壁(膀胱粘膜)を強く刺激し、かえって膀胱の過敏反応と頻尿を激化させます。さらに冬場の脱水は血液の粘度を高め、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを跳ね上げる極めて危険な行為です。
誤解②:「寝る直前に熱い風呂に長く入れば体は冷えない」
体が冷えているからと、42度以上の熱い湯船に長時間浸かるのは夜間頻尿の観点からは逆効果になり得ます。過度な高温浴は交感神経を刺激して自律神経の乱れと排尿回数の増加を招く上、就寝時の急激な体温低下(ヒートリバウンド)によって寝汗をかき、その後の冷え込みで夜中に尿意で目覚めやすくなります。38〜40度程度のぬるめのお湯で15分ほどリラックスし、副交感神経を優位に保つのが医学的に正しい入浴法です。