白血病と風邪の違い見極めにおいて、多くの人が陥る罠が「発熱の質」です。風邪やインフルエンザであれば、喉の痛みや咳、鼻水といった上気道炎症状を伴い、通常は1週間から10日程度で抗体が作られて解熱に向かいます。一方、白血病に伴う発熱は「咳や鼻水が一切ないのに、37度台前半から38度前後の微熱がだらだらと続く」「夜間にシーツを取り替えるほどの大量の寝汗をかく」という特徴があります。
また、白血病は大きく「急性」と「慢性」、そして「骨髄性」と「リンパ性」の4つに大別されます。特に急速に病状が進む急性骨髄性白血病初期症状では、数日から数週間の単位で急激に貧血や高熱、激しい皮下出血が出現します。一方で、慢性骨髄性白血病自覚症状なしの状態で健診の血液検査によって偶然発見されるケースが大半を占めます。
表から分かる通り、急性型の場合は「待っていれば治る」という猶予が一切存在しません。昨日まで普通に生活していた人が、わずか1週間で集中治療室レベルの管理を要する状態に陥ることも珍しくないのが血液疾患の恐ろしさです。