冷めても劇的サクサク!プロが教える極上唐揚げの作り方

冷めても劇的サクサク!プロが教える極上唐揚げの作り方

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家庭で作る唐揚げがベチャつく最大の原因は、鶏肉内部から蒸発する水分を衣が吸ってしまう現象(リバース吸湿)です。高温の油に入れた瞬間、肉の表面は急激に脱水されて硬化し、内部の水分が膨張します。しかし、肉の表面に余計な水分がついたまま粉をまぶして油に投入すると、衣が水分を抱え込んだまま半生状態で固まり、サクサクの層(クラスト)が形成されません。

さらに見落とされがちなのが、揚げ上がった後の「置き方」です。キッチンペーパーの上に直接平置きすると、下側から抜けた水蒸気の逃げ場がなくなり、自らの蒸気で衣が蒸されてしまいます。専門店の厨房で必ず網(バット)の上に唐揚げを立てて油を切るのは、水蒸気の上昇気流を妨げず、衣をドライに保つためです。

冷めても劇的なサクサク感が持続する理由は、衣の「多孔質構造(気泡の細かさ)」にあります。油の中で衣の水分が完全に揮発し、細かな空洞が網目状に均一に残ることで、時間が経っても空気中の湿気を取り込みにくくなります。この状態を作り出す鍵こそが、科学的なアプローチに基づく「二度揚げ」と「衣の配合」です。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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