郵便局長「世襲」の実態と裏事情!民営化後も親族承継が続くカラクリ

郵便局長「世襲」の実態と裏事情!民営化後も親族承継が続くカラクリ

郵便局長「世襲」の実態と裏事情!民営化後も親族承継が続くカラクリの要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。

詳細を見る

郵便局長の世襲がなぜこれほど定着したのかを紐解くには、明治時代初期に創設された「三等郵便局(後の特定郵便局)」制度の成り立ちを理解する必要があります。

当時、全国津々浦々に郵便網を張り巡らせたかった明治政府は、財政難から自前で局舎を建設・維持する資金が不足していました。そこで政府が目をつけたのが、地方の名士や大地主です。彼らに私財を出させて土地と建物(局舎)を用意させ、郵便業務を委託する代わりに「局長の地位」を与えました。

国にとって「建設・維持コストゼロで全国ネットワークを構築できる」という巨大なメリットがあった反面、土地や建物を差し出した局長側には、その見返りとして局長ポストを親族へ事実上引き継がせる権利が慣例として認められていきました。この100年以上にわたって機能した官民癒着のシステムこそが、郵便局長が世襲されるようになった最大の理由です。

山田 真由
著者

山田 真由

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。