日本の戸籍や地名において、実際に公的記録として登録されている最も画数の多い名字にはどのようなものがあるのでしょうか。
戸籍に現存する実在の名字として最も画数が多いとされるのは、岩手県などにルーツを持つ「躑躅森(つつじもり)」で総画数は54画(躑22画+躅20画+森12画)です。植物のツツジが群生する森を由来としており、現在も実際に名乗られている由緒ある姓です。
歴史的な公家や華族の名字では、「勘解由小路(かでのこうじ)」の36画が著名です。また、漢字4文字の珍奇姓として知られる「雲類鷲(うるわし・42画)」など、日本の歴史と自然風土を色濃く反映した多画数名字が各地に受け継がれています。
戦後の戸籍法改正以降、新生児の名付けには常用漢字と人名用漢字のみが使用可能となったため、極端に画数の多い奇字を新たに法的な氏名として登録することはできなくなっています。