日本国内におけるメヒカリの二大産地として知られるのが、福島県いわき市を中心とする「常磐(じょうばん)沖」と、愛知県蒲郡市が面する「三河湾〜熊野灘」です。それぞれ水揚げされる環境や魚種(マルアオメエソ・アオメエソ)によって特徴が異なります。
福島県いわき市で水揚げされる「常磐もの」のメヒカリは、親潮と黒潮が交わる豊かな漁場で育ち、皮下が厚く極上の脂を蓄えていることで全国的なブランド価値を確立しています。旬は秋から冬にかけて(10月〜3月頃)で、特に寒冷期に脂の乗りがピークに達します。一方、愛知県蒲郡市のメヒカリは三河湾の深海底引き網漁で獲れ、年間を通して安定した水揚げがあり、骨が極めて柔らかく身が繊細なのが魅力です。
メヒカリの唐揚げのカロリーと栄養価を精査すると、骨ごと摂取できることによるカルシウム補給効果が極めて高いことが分かります。また、深海魚特有の上質な脂質にはエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)といった高度不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、生活習慣病の予防や血流改善にも寄与する極めて優秀な食材です。