ネット上の恋愛相談やSNSでは、「星の数ほど異性がいるのに、なぜ自分には運命の相手が現れないのか」という悲痛な叫びが散見されます。しかし、恋愛心理学の研究では、このフレーズの受け止め方に関して重要な警告がなされています。
心理学では、恋愛観を大きく分けて2つのタイプに分類します。
- 運命志向(デスティニー・ビリーフ):「世界には最初から自分に完璧に合う運命の人がいる」と信じる傾向
- 成長志向(グロース・ビリーフ):「出会った相手と対話や努力を重ねて絆を育てる」と考える傾向
米国の心理学者レイモンド・ニーによる研究をはじめとする各種調査では、運命志向が強すぎる人ほど、初期段階での小さな価値観のズレに失望しやすく、関係を短期間で破綻させてしまうリスクが示されています。「星の数ほどいる人の中から見つけたのだから、すべてが完璧なはずだ」という過度な期待が、かえってパートナーシップを蝕む原因になるわけです。