新井氏の逮捕と実刑判決は、作品の取り扱いをめぐるエンターテインメント業界全体のルール見直しを迫る契機となりました。
事件発覚直後、NHKオンデマンドや民放各局の見逃し配信、さらにはNetflixやAmazon Prime Videoなどの大手配信プラットフォームで、同氏の出演作が相次いで配信停止・回収措置となりました。映画『台風家族』の公開延期や、『善悪の屑』の公開中止など、損害賠償や違約金の総額は数十億円規模にのぼると推計されました。
一方で、近年のネット言論やカルチャー界隈では「作品に罪はあるのか」「出演者の不祥事によって過去の名作まで永久に封印されるべきではない」という議論が活発化。現在では一部の過去作品について、ノーカットでの再配信やディスク販売の再開が行われるなど、「作品の芸術的価値」と「出演者の法的責任」を切り離す動きも定着しつつあります。しかし、これは作品の再評価であって、新井氏個人の芸能活動容認を意味するものではありません。