なぜ人間は、楽をしようとするとかえって過酷な努力に行き着いてしまうのでしょうか。そこには人間の時間割引率と「効率化・自動化のパラドックス」が深く関係しています。
一般的に、目先の快楽を優先する人は「今サボる」ことを選びます。しかし、本質的な怠惰を追求する知性派は、「今サボると将来ずっと面倒な作業が続く」というリスクを嫌悪します。その結果、「未来の完全な自由時間を前借りする」ために、初期段階で莫大なエネルギーを投じて仕組み化・システム化を完了させようとするのです。
ネット上の考察でも、「真の怠け者は、未来の自分が寝ていられるように今の自分を限界まで酷使する」「ズボラを極めるには知性と体力が必要」といった声が多数を占めています。怠惰を突き詰める行為は、極めて長期的な視点に立った高度な投資行動と言えます。